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​2017 都予選(11/3)

※この感想には大会の結果、審査の講評は一切関わっておりません。
完全個人的見解です。それを承知の上、お付き合いください。
また一部を切り出しての曲解はお控えを…。
お疲れ様でした!
今年の会場は東放学園専門学校。
全10作品、聞かせていただきました。
前回通り、私なりの視点で様々な感想をダラダラと述べていこうと思います。
と言っても10作品なので前回よりは個々の作品の感想が強くなってしまいます、大丈夫な方だけお進みください。
 
 
 
☆ネタ・題材。
毎度思いますが高文祭は、『高文祭ラジドラ』って感じがするんですよね。
というのも時間制限が15分まで!
時間があればあるほど長く作りたくなるのが制作というもので…。
しかもN杯の短い時間で制作してる方々は思うでしょう。
「長い作品を!!作れる!!!!」
ですがこれ、意外と落とし穴で、長い作品ほど締まりが悪くなります。
長くても12分くらいがいいかな…10分を目指して編集で12分くらいの題材がいいと思います。
自然と15分くらいまで伸びそうですが。(笑)
というのもあって、今回の予選でメッセージ性のある題材を選んだ学校さんは個人的に好みでした。
趣味の色が強いラジドラもいいんですが、メッセージ性がないと結局一貫性がなく、フラフラ彷徨って終わってしまうイメージです。
あくまで、大会作品、ですのでその辺はしっかり作り込みたいですね!
聞いた作品の題材を軽く。
学校爆発、彼氏を乗り換える彼女、バンド、トークリーダー(校則)、進路、占い、狐の嫁入り、夢(寝てる方)、願い、どうしようもないこと
なんというか、N杯の方がもっと一言で表せるんですが。
題材、というよりは話の内容ですかね、難しい。
題材からメッセージ性は生まれますから、題材選びは大事なわけです。
個人的に興味深かったのは「トークリーダー」という校則の作品。
現実に存在して欲しくない校則です…。
校則ネタは鉄板といえば鉄板なのですが、この作品は風刺にもなってる気がして良かったです。
トークリーダー」➡︎週1でリーダーが決まりその人の意見に逆らわない。
なんか現代の同調というか、流れに合わせるというか。
そういうものを問題意識としているのかなと感じました。
この作品に関していえば、最後の方で両者の意見を言って、意見が押し付けがましくないのが良かったです。
占いのネタも良かったですね。
身近なのでかなり共感できます。
星座!何位!ラッキーアイテム!ウンウンわかる。って感じでした。
惜しいのは共感は生むんですが、もう一捻り欲しかったですかねぇ…。
占いばっか信じるのはダメだよ!」ウンウンわかる、で終わってしまった感じがして、共感できるネタはそこから意外な着地をしてほしいなぁなんて思ってしまうんですよね…。
後の題材も面白く興味深いのですが、全部取り上げてもしょうがないのでこの辺で。
ネタだけでいうならやはりN杯の方が熱量を感じますね。
高文祭が上位大会繋がっていない(ラジドラは)のも影響あるかもしれませんね。
やる気がない、とかではなく。本当の意味で作りたいものを作れていると言ったところでしょうか。
その辺はうまいバランスを探したいですね。
☆編集
残念です。
というのも、個人的には編集大好きなので「この作品もっと面白くなる&聞きやすくなる!」が多いんですよね。無念残念。
前回もだらだら言いましたが、都レベルは本当に編集頑張って欲しくて…。
まずは「音量レベルのバランス」です。
学校によって収録環境が違うと思いますが、それでも悲しみたいレベルの作品がいくつかありました。
ここでいうバランスは
全体を通してのバランス
演者間のバランス
BGM・SEとセリフのバランス
です。特に目立つのは後者2つ。
3人で話していて、1人だけ小さくて聞こえない。男女の会話で男だけ小さい。みたいなことが普通に起きます。
入力レベルの問題もあると思いますが編集で改善できるので頑張っていただきたい…。
BGMが大きすぎてセリフ聞こえないとか、せっかくの脚本がもったいないです…泣けますよ…。
次に「入力レベル」です。
前述のバランスでも気をつけてもらいたいですが、こちらはレベル。
なんというか、「音割れ」は厳禁です。
放送部ゆえの声の大きさで割れているのか分かりませんが、収録時に割れていたら録り直しましょう。
音割れの酷いところはとにかく「聞こえない!」
大きくて聞こえないという日常では意味のわからない現象ですが、気をつけましょうね…(笑)
以上の二つは収録から気をつけてください…。
編集で気付いた場合はコンプレッサーをかけてあげましょう。
いい感じに誤魔化せます。
口うるさいですが、大事なのは
編集を上手くやる、より、素直に聞ける」ことです。
頼むから15分を作品に集中させてください…次回期待したい…。
 
あとは…BGMの使い方ですかね。
もっと効果的にBGMを入れられるといいですね。
割と「後ろに音がないのが怖いから」という感じで入れるだけ入れたBGMは作品全体を薄っぺらくしてしまう可能性があります。(コメディは別)
特にメッセージ性のある作品は、大事なところでガツっと決めてほしいですね。
BGM・環境音(蝉の音、川の音、海の音)などは入れ方もこだわれると吉です。
Fi,Fo,Ci,Coの四種類を組み合わすだけでもそれなりの雰囲気が出ます。
長い作品はBGM多くなるので工夫すると演出としていいですよね。
あと、無音を怖がらないことです。静寂も緩急の一環として必要です。
余談ですがEQも使えるようになると幅が増えます。
編集はいい出すとキリがないのでこの辺で。
☆終わりに。
はい。というわけですよ。
正直細かすぎるところは言ってもしょうがないので、あとは好みですかね。
著作権が不安なところがあったくらいで、全体的には役者の演技も上手いし、聞いていて楽しかったです!
きっと講評用紙にいっぱい書いてあると思うのでその辺は割愛。
あ、でも前回の記事を制作者の方が読んでくださったみたいで。
制作者の方が望めば個人的な感想はお渡ししようと思ってるので、ただのラジドラ好きな人の感想が欲しければ気軽に言ってください(^^)
あと今回は審査員の方への質問時間もあって最高でした。
ここ数年で1番実りある講評時間でした。
(OBなのに丁寧な回答くださって本当にタメになりました。)
あの場で質問が出てくるあたり、やる気はあるんですよね…!
とってもこれからの東京ラジドラ界隈が楽しみです。
次回はまたN杯の予選で。行けるかな…。
​では今回はこの辺で。
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